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「私はビートルズが聴きたい!」

 中学1年生の頃、ラジオの基礎英語で流れていた「カーペンターズ」の「Yesterday once more」。

 

英語の曲なんて馴染みがなかった当時、メロディも心地よく、声にも温もりがあり、特にあの低音の声に妙な温かみを感じ大好きでした。

 

当時はまだカセットテープが混在していた時代です。

 

高音質なCDで、

「Yesterday once moreが聴きたい!」と、

 

母親にねだり、遂にプレゼントしてもらったのですが、、、

 

ん? 予想していたCDのジャケットではありません。

 

「(ジャケットが分厚いけど、こんなに真っ赤なのか?)」

 

CDのアーティスト名は、「The Beatles」。

そのCDの曲中にある「Yesterday」。(ワンスモアが・・・ない・・。)

 

これが、僕とビートルズの出会いです。

 

この2枚組のCDを擦り切れるほど聴き、「The Beatles」が大好きになりました。日本語訳もないので、ジーニアス(辞書)を駆使して歌詞の意味を調べ覚えたものです。

 

それからしばらくして、

1995年の大晦日にアナウンサーの小宮悦子さんがナレーターを務められた、「ビートルズ特集」の中で、ジョン・レノンがビートルズのバンド名を作った由来を語っていました。

 

「Beetle(カブトムシ)とBeat(音楽における連打する)と、同じ発音で2つの意味を連想するなんてカッコ良いだろ。そんなバンド名にしたかったんだ。」と。

 

そうなんです。

私たちの会社名や事業所名は、この言葉の影響を受けています。

 

話は少し脱線しますが、

私が、「医療法人 仁医会」に在籍していた頃、2005年、当時の常務理事の中澤明子さんと一緒に、国立長寿医療センターの音楽療法の現場に参加させていただきました。

 

音楽療法ということもあり、病院に向かう道中にて、デイサービスのBGMの話になりました。

 

一緒に同行していた西尾老人保健施設の音楽療法の先生からは、

「やはり世代にあった曲が良いので、「青い山脈」とかですかね〜」と、

 

すると、運転席の中澤明子さんから、

「青い山脈なんか聞きたくないわよ!」

「私はビートルズが聴きたい!」

「年寄りだから洋楽は聞かないって決めない方が良いわね。」と。

 

「(おぉ!斬新!)と、心で呟きながら国立長寿医療センターに到着。

 

音楽療法の1曲目は、「青い山脈」でした。

15年程前の話です。

 

そして、今日は12月8日。ジョン・レノンの命日。

イマージュではビートルズが流れています。

そして、「Imagine(イマジン)」も。