緑の半日型イマージュが2012年にオープンし、早10年が経過しました。
元々、緑のイマージュは、1日型デイサービスから、利便性の高いサービス(食事、入浴)を省き、短時間で充実した運動、機能訓練サービスを提供することに特化してきました。
あれから10年。
時代も変わり、介護保険制度も変わってきました。
私たちが最も得意とすることは、運動を通じてお客様の身体を元気にすることです。
シニア向けの運動サービスを、10年間培い、研鑽を積み、磨き抜いてきました。
しかし、緑の半日型イマージュを利用中止されるお客様の理由の殆どが、入浴サービスを求めて1日型デイサービスに移行されることです。
当然、自宅での入浴が難しくなっているのであれば、身体状態が芳しいわけがありません。
運動サービスを中止することで、身体機能はより低下し、より自宅生活での不便が増えてしまいます。その負担は、ご家族にも影響が出てきます。
私たちは、この問題を以前から、解消したいと考えていました。当然、機能訓練サービスの中で入浴動作を確認し、必要な動作訓練、筋肉の増強メニューなどを提供してきました。
この問題の難しい点は、仮に入浴動作が確立しても、解決しないという点です。
入浴サービスを求められるのは、お客様に限った話ではなく、個々の家庭のご事情、ご意向があるからです。
そうなると、いくらイマージュで運動サービスや機能訓練の内容を充実しても、お客様、ご家族のニーズに沿えません。
その為、イマージュに出来ることは、入浴サービスが必要なお客様も、引き続き運動サービスを継続できる施設を準備することという結論に至りました。
場所探しの中で、私たちのこだわりは1つ。
半日型と1日型を一体型で運営することです。
同じ場所で行うことで、認知症の有無に関わらず、お客様の環境変化による混乱を最小限に留めることができます。
また、職員の支援も点→線になり、馴染みのスタッフの顔が見ることができる安心感はお客様にとってもスタッフにとってもメリットが大きいです。
勿論、体調が落ち着いたら、半日型施設に戻るという選択も容易にでき、結果的には、社会保障費の抑制にもつながります。
半日型デイサービスは、介護保険で受けられる過剰サービスを抑制する意義もあり、重要な社会資源と考えています。
そして、
施設の場所探しを始め、数年が経ち、土地、テナント探しを中心に行い、
ようやく、
近所で素敵なご縁があり、
現在のイマージュから30m程のところに、新しい施設を建設することになりました。
勿論、半日型と1日型の一体型施設です。
半日型イマージュは新施設の1階に移転し、1日型は2階に新設します。
2023年春、我々は、半日型の「緑のイマージュ」に加え、「橙のイマージュ」、イマージュ+(プラス)をオープンします。
1日型デイサービスのイマージュ+(プラス)は、半日型イマージュの運動サービスに、利便性の高いサービス(食事・入浴)をプラス(+)し、さらに、新しい+(プラス)を準備しています。
乞うご期待ください。